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テニス

苦境ラドゥカヌ、ランク急落で49位に。全米前哨戦欠場で英女王の座もピンチ

2026年7月27日
苦境ラドゥカヌ、ランク急落で49位に。全米前哨戦欠場で英女王の座もピンチ

エマ・ラドゥカヌが、全米オープン前の北米ハードコートシーズン突入を前に、またしても厳しい現実を突きつけられた。昨年のワシントン・オープンでの準決勝進出ポイントが失効した影響で、世界ランキングが12ランクダウン。現在の順位は49位となり、2025年5月以来の低い位置にまで落ち込んでいる。

ラドゥカヌは右脚の疲労骨折が完治せず、地元で開催されたウィンブルドン選手権を欠席。先月のイーストボーン国際決勝進出で世界31位まで戻し、ウィンブルドンでシード権を獲得していただけに、このアクシデントは痛恨の一撃となった。皮肉にも、昨年同じ時期に週1早く行われたワシントンOPの好成績が、今は足かせとなっている。現時点ではカナダ・オープンとシンシナティ・オープンへのエントリーもなく、当分ランクは下降を続けるとみられる。

さらに気がかりなのは、英国ナンバーワンの座だ。現在ラドゥカヌは2位のカティ・ボルター(世界69位)との差をわずか118ポイントにまで縮められている。ボルターは今週行われるワシントン・オープンに出場中で、初戦でアメリカのワイルドカード、アシュリン・クルーガーを破り、3回戦で第3シードの大坂なおみと対戦する可能性もある。もしボルターがベスト8以上に進出すれば、ランキング上でラドゥカヌを抜き、英国No.1の座を奪い返すことになる。

ラドゥカヌの現在の状態を思えば、早期の復帰は難しい。負傷からの完全回復を優先するのか、それとも守りに入る前にポイントを稼ぎにいくのか。若き天才の進退は、ファンの心を苛立たせながらも、静かに時を刻んでいる。

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